テキストサイズ

それでも恋するドM娘

第8章 代用品

「あれ!? 佐倉さん帰ったんじゃなかったの?」

千紗は美術室に帰ってきたいた。

後ろ手で美術室の鍵をかける。

「もっとちゃんと私を描いてみて……」

千紗はそう言いながらブラウスのボタンを外しシャツを脱ぐ。

そのまま躊躇うことなくブラを外してたゆんと乳房を揺らして上半身裸となる。

その間も富士見は石膏のような整った西洋風の顔を驚くこともなく、興奮することもなく見守っていた。

富士見が動揺しないであろうことは予測していたが、実際にそのリアクションを見ると対抗心が沸き上がってしまう。

千紗は火照った頬のまま富士見の目を見詰めながらスカートをすとんと落として、パンツに手をかける。

富士見はスケッチブックと鉛筆をゆっくりと構えて千紗を待っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ