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それでも恋するドM娘

第10章 安らぎの代償

そして富士見。

いつもふざけた感じで真剣さが感じられないが、時折見せる鋭い瞳に千紗は確実に魅せられていた。

あって間もない富士見の前で絵のモデルになりながらオナニーをしてしまうという失態を演じた。

しかしあの鋭い眼差しを向けられるとどうしても千紗はぞくっとしてしまう。

何故か性的な興奮を帯びた状態になってしまった。

そしてどこか愁いを帯びたようないい加減な振る舞いが千紗をひきつけて止まなかった。

高校に入学して夏休みに入る前のこんな僅かな期間に四人もの男性とこんなはしたない関係になってしまった自分がひたすら恥ずかしかった。

しかしそれと同時に四者四様の責めに感じてしまうのも確かであった。

高校一年生とは思えない旺盛な自分の性欲にため息をつかざるをえなかった。

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