それでも恋するドM娘
第11章 夏の音
「光太君、ごめん。次の水曜日、ちょっと予定入っちゃって……本当にごめんなさい」
千紗は直接会って姫野に謝る。
「あーそうなんだ……うん、別にいいよ」
理由も聞かずにっこりと笑う。
その純粋な彼の態度に心がチクリと痛んだ。
そして心に誓う。
水曜日に朝霧と会い、もし自分が朝霧を愛していないとわかったらその時はすぐに光太君に告白をする、と。
「ん? どうしたの、真剣な顔しちゃって……」
「あっ!? えっ!? いや、なんでもないよ!!」
千紗は取り繕った微笑みを浮かべた。
千紗は直接会って姫野に謝る。
「あーそうなんだ……うん、別にいいよ」
理由も聞かずにっこりと笑う。
その純粋な彼の態度に心がチクリと痛んだ。
そして心に誓う。
水曜日に朝霧と会い、もし自分が朝霧を愛していないとわかったらその時はすぐに光太君に告白をする、と。
「ん? どうしたの、真剣な顔しちゃって……」
「あっ!? えっ!? いや、なんでもないよ!!」
千紗は取り繕った微笑みを浮かべた。
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