それでも恋するドM娘
第11章 夏の音
海水で冷たく冷やされた体で朝霧は千紗に抱きつく。
「ひゃっ! 冷たっ! やめてえぇぇ!!」
「入っちゃえば慣れるよ!!」
「まっ……待って! 心の準備ってものがっ!」
朝霧は嫌がる千紗に足を絡ませそのままばしゃんと水のなかに倒れこんだ。
「きゃーっ! ちべたいっっ!!」
すぐに立ち上がる千紗の足を朝霧は掴み、また転ばせる。
普段のクールさからは想像できない彼の無邪気なイタズラに少し胸がきゅんと弾む。
じゃれあいながら二人はすっかり水の冷たさに馴れていった。
「さあブイを目指して出発だ!」
朝霧は千紗の浮き輪を掴み、沖に向かって泳ぎだす。
ようやく普通の高校生のデートらしくなってきたかも……
彼女は内心喜んでいた。
「ひゃっ! 冷たっ! やめてえぇぇ!!」
「入っちゃえば慣れるよ!!」
「まっ……待って! 心の準備ってものがっ!」
朝霧は嫌がる千紗に足を絡ませそのままばしゃんと水のなかに倒れこんだ。
「きゃーっ! ちべたいっっ!!」
すぐに立ち上がる千紗の足を朝霧は掴み、また転ばせる。
普段のクールさからは想像できない彼の無邪気なイタズラに少し胸がきゅんと弾む。
じゃれあいながら二人はすっかり水の冷たさに馴れていった。
「さあブイを目指して出発だ!」
朝霧は千紗の浮き輪を掴み、沖に向かって泳ぎだす。
ようやく普通の高校生のデートらしくなってきたかも……
彼女は内心喜んでいた。