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それでも恋するドM娘

第11章 夏の音

朝霧は意外と泳ぎが上手く、どんどんと岸から離れていく。

海水浴場は子供連れの家族が多く、波打ち際は混んでいるが沖の方は比較的空いていた。

「ひゃっ……」

比較的空いてきた沖で朝霧は千紗の内腿を優しく触れてきた。

「どうしたの?」

「どうしたのじゃないですよ!! えっち!!」

朝霧はにやっと笑って更に沖へと進む。

ブイ付近に来ると回りはほとんど人がいない。

「ここってどれくらい深いの?」

「さあ? でも足がつかないからかなり深いんじゃないかな? ちょっと潜って調べてくる」

朝霧はちゃぷんと音を立て水中に消えてしまう。

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