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それでも恋するドM娘

第11章 夏の音

朝霧は何事もなかったかのようにタオルで身体を拭いてレジャーシートに座る。

そしてスポーツドリンクを飲みながら波打ち際を眺めていた。

突然放置され、どうすればいいのか戸惑った千紗も黙ってその脇に座る。

イク寸前で生殺しにされた膣内はきゅんきゅんと疼かせており、頬を上気させて目に涙を溜めていた。

身体も拭かず、水滴が滴る身体のままで隣に座る朝霧の横顔を見詰める。。

「身体拭かないの? 砂いっぱいついちゃうよ?」

朝霧はにこっと笑い千紗にタオルを渡す。

「朝霧君……ホテル、戻ろう? 一回ホテルに戻りたい……」

「なに言ってるの。せっかく海に来たのに。自分で普通の恋人みたいなデートしたいとか言ってなかっ--」

千紗は朝霧の口をキスで塞ぎ、舌を入れてくる。

「お願い……海についてからずっと焦らされて、頭変になりそうなの……ううん……海についてからじゃない……朝霧君から連絡が来てからずっとえっちな気分だったの……もう、えっちなことがしたくてしたくて……頭が馬鹿になっちゃいそうなの……」

必死の訴えに朝霧は少しだけ唇を歪ませる笑顔で頷いた。

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