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それでも恋するドM娘

第11章 夏の音

「光太くん、君からここを責めるかい?」

朝霧は千紗の濡れた割れ目をにちゃっと撫でながら尋ねる。

恋敵に対する言葉というより、同じゲームを楽しむ仲間に語るような声だった。

「う、うん……」

姫野は自分の怒りが空回りした気になり、素直に答えてしまう。

「いくよ、千紗……いっぱい感じてね……」

「うん……舐めて……光太くんの舌、好きなの……」

恋人同士の空気というより、それ以上の年月を重ねた信頼感がふたりの間からオーラのようにたちこめて、さすがの朝霧も軽く嫉妬を覚えた。

「別にここを譲ったからといって僕が責めない訳じゃないからね。油断しないでね、二人とも」

朝霧はそう言って水着を脱いで裸になる。

「光太くん、君も裸になるんだ」

「えっ……う、うん……」

恥ずかしがったら負けと感じた姫野も裸になる。

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