それでも恋するドM娘
第12章 罪悪感の根底
富士見はストローでアイスコーヒーの氷をくるくると回しながら笑う。
「なんだか、私って自分でも最低だなって最近感じてて……」
聞き上手でプレッシャーを感じさせない富士見の空気に千紗はぽつぽつと喋りだしてしまう。
誰にも相談できないような類いの悩みであったが、不思議とこの先輩にはためらいなく話せてしまう。
裸を描かれ、描かれながらオナニーまで見せてしまった富士見に、今さら恥ずかしさを感じることもないと思ったことも事実であった。
「んー……まあ仕方ないといえば仕方ないよね。恋愛って論理的に考えるものじゃないって俺は思うし」
一通り千紗の話を黙って聞いたあと、富士見は口を開いた。
「まあ、確かに……」
物事とはすべてが論理的にとはいかない。
とりわけ恋愛に関しては非論理的なことが多い。
当事者であればなおさらにそれは痛感する。
「なんだか、私って自分でも最低だなって最近感じてて……」
聞き上手でプレッシャーを感じさせない富士見の空気に千紗はぽつぽつと喋りだしてしまう。
誰にも相談できないような類いの悩みであったが、不思議とこの先輩にはためらいなく話せてしまう。
裸を描かれ、描かれながらオナニーまで見せてしまった富士見に、今さら恥ずかしさを感じることもないと思ったことも事実であった。
「んー……まあ仕方ないといえば仕方ないよね。恋愛って論理的に考えるものじゃないって俺は思うし」
一通り千紗の話を黙って聞いたあと、富士見は口を開いた。
「まあ、確かに……」
物事とはすべてが論理的にとはいかない。
とりわけ恋愛に関しては非論理的なことが多い。
当事者であればなおさらにそれは痛感する。