それでも恋するドM娘
第14章 柔らかな刺
「いい写真は撮れたかな?」
「わあっっ!!」
突然電柱の裏から声をかけられて姫野は飛び上がる。
「ごめんごめん。驚かせちゃったかな?」
悪びれる様子もなく現れたのは店の中にいるはずの朝霧だった。
「あさぎ、り……!?」
「どうしたの? やだなぁ光太君。幽霊でも見るような顔して。
それとももしかしたら僕があの店の中にいると思ってたの?」
にやっとあざ笑う朝霧を見て、姫野は自分の行動が読まれていたことに今更ながらに気付いた。
カシャッ
フラッシュを焚いて朝霧が逆に姫野の写真を自らのカメラで撮影する。
薄暗い中で目が馴れていた姫野はその光に眼球が痛む。
「わあっっ!!」
突然電柱の裏から声をかけられて姫野は飛び上がる。
「ごめんごめん。驚かせちゃったかな?」
悪びれる様子もなく現れたのは店の中にいるはずの朝霧だった。
「あさぎ、り……!?」
「どうしたの? やだなぁ光太君。幽霊でも見るような顔して。
それとももしかしたら僕があの店の中にいると思ってたの?」
にやっとあざ笑う朝霧を見て、姫野は自分の行動が読まれていたことに今更ながらに気付いた。
カシャッ
フラッシュを焚いて朝霧が逆に姫野の写真を自らのカメラで撮影する。
薄暗い中で目が馴れていた姫野はその光に眼球が痛む。