それでも恋するドM娘
第14章 柔らかな刺
「何するんだ……っ」
「君だってカメラ持ってるだろ? 写真愛好家なのかと思い、僕も君を撮ってあげたんだよ」
不敵にニヤリと笑うその笑顔に、姫野は背筋をゾッと凍らせた。
必ず何か裏がある。
姫野は確信した。
「光太君、君ポケットに何をいれているんだい?」
冷たく、嬉しそうに喋る朝霧の言葉に弾かれたように姫野はポケットに手を突っ込んだ。
途端に朝霧はカメラを連写する。
そして姫野のポケットからは身に覚えのないビニール袋が出てきた。
中にはなにやら薬のようなものが入っていた。
「うわっっ!!」
姫野は爆弾でも手にしたようにそれを慌てて手離す。
「君だってカメラ持ってるだろ? 写真愛好家なのかと思い、僕も君を撮ってあげたんだよ」
不敵にニヤリと笑うその笑顔に、姫野は背筋をゾッと凍らせた。
必ず何か裏がある。
姫野は確信した。
「光太君、君ポケットに何をいれているんだい?」
冷たく、嬉しそうに喋る朝霧の言葉に弾かれたように姫野はポケットに手を突っ込んだ。
途端に朝霧はカメラを連写する。
そして姫野のポケットからは身に覚えのないビニール袋が出てきた。
中にはなにやら薬のようなものが入っていた。
「うわっっ!!」
姫野は爆弾でも手にしたようにそれを慌てて手離す。