それでも恋するドM娘
第14章 柔らかな刺
「なに、それ? もしかして覚醒剤じゃないの? 君はポケットにそんなもの入れてるのかい?」
カメラを構えたままで朝霧が尋ねる。
「し、知らないっ! こんなもの、僕は、知らないっ!」
「知らないって君が言おうがそれは君のポケットから出てきたんだよ?
僕がしっかり今カメラで撮ったから証拠だってある。知らないって言うんだったら警察でそう証言すれば?」
「け、いさつ!?」
「そりゃそうだよ。覚醒剤所持は重悪犯罪だからね。
学校の停学なんかじゃ済むわけがないだろう?」
冷たい表情の朝霧を見つめながら姫野の足が震えた。
「ちょ、ちょっと待ってよっ!」
「君から仕掛けてきたんだろう? 今更往生際が悪いんじゃないのかな? 喧嘩を売る相手を間違ったらごめんなさいじゃすまないんだよ?」
姫野はほとんど泣きそうな表情でその場にペタンとしゃがみこんだ。
カメラを構えたままで朝霧が尋ねる。
「し、知らないっ! こんなもの、僕は、知らないっ!」
「知らないって君が言おうがそれは君のポケットから出てきたんだよ?
僕がしっかり今カメラで撮ったから証拠だってある。知らないって言うんだったら警察でそう証言すれば?」
「け、いさつ!?」
「そりゃそうだよ。覚醒剤所持は重悪犯罪だからね。
学校の停学なんかじゃ済むわけがないだろう?」
冷たい表情の朝霧を見つめながら姫野の足が震えた。
「ちょ、ちょっと待ってよっ!」
「君から仕掛けてきたんだろう? 今更往生際が悪いんじゃないのかな? 喧嘩を売る相手を間違ったらごめんなさいじゃすまないんだよ?」
姫野はほとんど泣きそうな表情でその場にペタンとしゃがみこんだ。