それでも恋するドM娘
第3章 ペットの可愛がり方
朝霧に触れれば快楽が与えられる。
正に『パブロフの犬』状態に千紗は怒りを感じた。
いわゆる『パブロフの犬』は犬のしつけ方法と言うわけではないが、家畜のように扱われたことに腹がたつ。
しかし怒りながらも、朝霧の腕は離せなかった。
歩を止めず、すたすた歩く朝霧の腕を必死に掴みながら千紗もそのあとを追いかけた。
「どうしたの、佐倉さん? 急にくっついてきて?」
朝霧は分かっていながらクスッと笑う。
「だ、だって……」
「そろそろお腹が空いたね、佐倉さん。どこかで食事でもしようか?」
時間を確認するため、朝霧は千紗が掴む腕を振り払うようにして腕時計を見る。
朝霧の腕を離したとたんに当然のようにローターは動きを止めた。
「あっ……ダメッ!」
千紗は慌てて朝霧の腕を掴むと涙目で胸の谷間に挟むようにぐいっと強く抱きついた。
「そんなに抱きつかれたら歩きづらいよ」
朝霧はあきれたような笑いを浮かべる。
その嗜虐性に溢れた笑いに、不覚にも千紗は子宮をきゅんとさせてしまった。
正に『パブロフの犬』状態に千紗は怒りを感じた。
いわゆる『パブロフの犬』は犬のしつけ方法と言うわけではないが、家畜のように扱われたことに腹がたつ。
しかし怒りながらも、朝霧の腕は離せなかった。
歩を止めず、すたすた歩く朝霧の腕を必死に掴みながら千紗もそのあとを追いかけた。
「どうしたの、佐倉さん? 急にくっついてきて?」
朝霧は分かっていながらクスッと笑う。
「だ、だって……」
「そろそろお腹が空いたね、佐倉さん。どこかで食事でもしようか?」
時間を確認するため、朝霧は千紗が掴む腕を振り払うようにして腕時計を見る。
朝霧の腕を離したとたんに当然のようにローターは動きを止めた。
「あっ……ダメッ!」
千紗は慌てて朝霧の腕を掴むと涙目で胸の谷間に挟むようにぐいっと強く抱きついた。
「そんなに抱きつかれたら歩きづらいよ」
朝霧はあきれたような笑いを浮かべる。
その嗜虐性に溢れた笑いに、不覚にも千紗は子宮をきゅんとさせてしまった。