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それでも恋するドM娘

第4章 処女を捧げるM娘

放課後、千紗は寺居の家の最寄り駅に来ていた。

寺居のアドレスも知らない千紗はただひたすら駅前のベンチで寺居が帰ってくるを待っていた。

とはいえ偶然に会えるわけもなく、時間だけが過ぎていった。

次第に夏の長い日さえ暮れ始める。


『何してるんだろう、私』

千紗は急に自分のこの積極的なような消極的のような行為を馬鹿馬鹿しく感じ始める。

話がしたいなら学校ですればいいのに、わざわざストーカーみたいに最寄り駅なんかにやって来て、当てもなく寺居を待つ自分に情けなくなった。

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