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それでも恋するドM娘

第4章 処女を捧げるM娘

「じゃ、じゃあ、その、私の……しょ、処女だけでも……貰ってくれませんか?」

「はあ?」

「私、初めては寺居君がいいなって……思ってたんですけど……さっき助けて貰った時、寺居君じゃなきゃ駄目だって……そう思っちゃって……迷惑ですか?」

千紗は今にも泣き出しそうな目で寺居に懇願した。

その表情に寺居はドキッと心臓が跳ね上がる。

「バ、バカじゃねぇーのかお前……迷惑とか、そんなんじゃねーだろ……そういうのって……」

先ほどの喧嘩とは打って変わって防戦一方の寺居は目を反らす。

ここまで来たらあとには引けないといった感じで彼女は寺居の手を握る。

「迷惑はかけません!! 約束します!!」

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