それでも恋するドM娘
第5章 躰と心
「素直じゃないな、佐倉さん。いや----」
一旦言葉を区切り、朝霧は小さく微笑む。
「クラハさん、と言ったほうが素直になってくれるのかな?」
「ッッッ!!」
千紗はハンドルネームで呼ばれ、表情を固まらせて瞳孔を広げた。
クラハというハンドルネームはオナニーを公開するときだけに使用しているハンドルネームだ。
友人ですら知らない、千紗のそのもうひとつの名前を、朝霧ははっきりと口にした。
「どうしたの、クラハさん? いつもネット上で激しくオナニーを公開してるのは苛められたい、みんなに恥ずかしいところを見られたいという欲求からじゃなかったのかい?」
「そ、んな……なんで、朝霧君が……」
「何でって……まだわからないの?」
朝霧は首を捻って不思議そうな顔をした。
「僕なんだよ、『黒騎士』って」
朝霧は天気の話をするかのようにのんびりととんでもないことを千紗に告げる。
一旦言葉を区切り、朝霧は小さく微笑む。
「クラハさん、と言ったほうが素直になってくれるのかな?」
「ッッッ!!」
千紗はハンドルネームで呼ばれ、表情を固まらせて瞳孔を広げた。
クラハというハンドルネームはオナニーを公開するときだけに使用しているハンドルネームだ。
友人ですら知らない、千紗のそのもうひとつの名前を、朝霧ははっきりと口にした。
「どうしたの、クラハさん? いつもネット上で激しくオナニーを公開してるのは苛められたい、みんなに恥ずかしいところを見られたいという欲求からじゃなかったのかい?」
「そ、んな……なんで、朝霧君が……」
「何でって……まだわからないの?」
朝霧は首を捻って不思議そうな顔をした。
「僕なんだよ、『黒騎士』って」
朝霧は天気の話をするかのようにのんびりととんでもないことを千紗に告げる。