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それでも恋するドM娘

第5章 躰と心

「黒騎士さんが……朝霧君……っ!?」

「そんなに驚くこと? 授業中オナニーをしているのに気付いたり、トイレでオナニーをしているのに気付いたりしていたのは本当に偶然だと思っていたの?」

色々な考えが一気に千紗の脳内を駆け巡る。

「いまさら遅いよ、佐倉さん。僕は君の性感帯まで全て把握しているんだから。
例えばこことか」

朝霧はパクっと千紗の耳たぶを咥えてコリッっと噛んだ。

「ふひゃっ……あ、ああ」

千紗は弱点の耳たぶを甘噛みされ、全身の力が抜ける。

「駄目だよ、佐倉さん。そんなはしたない声を上げては。ここは喫茶店なんだから。ベッドの上じゃないんだよ?」


自分で責めておきながら朝霧はクスッと笑って千紗の脇に座る。

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