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恋のかたち

第10章 こいのカタチ

優愛へ覆い被さる様に側頭部辺りに手を着き優愛を見下ろす

ドキドキ高鳴る鼓動で秋豊を見る

「すげぇ嬉しい・・」
ちょっと照れた眼差しでいう秋豊に目頭があつくなり、一筋涙が落ちていった

「恥ずかしいんですよ?」
「うん」
震える優愛
優しく涙を人差し指で拭い、指についた雫をべろっと舐めた

その光景にかぁっとまた体温が上がる
「なぁ」
「・・はぃ」
切ない眼差しで秋豊が言う

「遥に聞いたんだろ?まぁもういいけど・・知りたい?」
優愛は、視線を漂わせ、一瞬迷ったが、こくっと頷いた

「昔、好きで・・初めてあんな気持ちになった女がいて・・・来るもの拒まずな俺を変えたんだよ。でも、そいつ実はもうすぐ結婚することになってて、・・・・真剣に愛し合ってたつもりだった分・・絶望したよ。あいつは独身最後のお遊びだったんだよ。・・・最後の最期に、俺を子供扱いして行きやがった。・・悔しいし、ショックが大きくて・・・二度と本気の恋なんかしないと思った」

秋豊は途切れることもある中、優愛を真っ直ぐみて話す

優愛も黙って秋豊から視線を外さず聞く
「決意に反して、また懲りもせずに好きな奴ができた・・けど・・抱くことは出来なくなった。感情のないセックスは出来るが想いが入るとまるで機能しねぇんだよ」

「・・・」
全て聞いた優愛は、黙って秋豊の首に両腕を回して頬と頬を摺り合わせた

秋豊は、プライドが非常に高く、傷ついた代償は大きく、本当に愛する人には勃起しなくなってしまったようだ


「こうして、触れ合えたらいいじゃないですか」

秋豊の耳元で呟く

「秋豊さんの料理も優しさも意地悪なとこも、ちょっとおっちょこちょいな所も全部好きです」

ほっぺへちゅっとキスをする
「おい、誰がおっちょこちょいだって?」

「ふがっ・・あひぃとしゃんでふ・・」
ほっぺをむにゅっと掴まれ、唇がアヒルのように形が変わる

「ふん。不細工な面だな」
「ひどぅい・・じふんがしてるくふぇにぃ・・」
「その顔でしゃべるとまぢおもしれぇな」
雰囲気ぶち壊しにじゃれあう

秋豊の左手が優愛の右乳房をむにゅっと掴む

柔らかくて、ぷるっと張りのある乳房をもにゅもにゅ揉む
ほっぺを寄せられたまま胸を愛撫され、反応に困る

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