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恋のかたち

第4章 約束・・再新

突然に男の胸元が目前にあり顔をあげると優愛の視線とぶつかった

逸らすことすらせず、互いに見つめ合ったまま・・

先に逸らしたのは、男のほうで、前髪を左手で掻きあげると優愛を解放した

「ここは明後日に引き払う手筈なんだよ。ほら、いくぞ」

一方的に言い捨てると背中を向けて門へと向かい出す

ボー然と後ろ姿を見る優愛に男は振り向き「早くこい。のろま」
と言った

優愛は指示に従うしかなく、疲労した足をまた動かすのだった

門の外に止められた高級車クラウンマジェスタだった

助手席のドアを開けたおとこは無言。
でも目が早く乗れと訴えていて

渋々従って乗り込む

見た目より中は広く感じた

ゆったりと座ると、疲れた足がジンジンしてきた

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