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恋のかたち

第5章 新生活

カウンターテーブルに添え付けた椅子に腰掛けた秋豊

優愛もキッチンに入り、リゾットを温め直しお皿に盛る
「秋豊さん、言ってた時間より遅かったですね」
「あぁ、会議がちょっと長引いた」
「はい、食べてみてください」
秋豊の前に皿を置いて、スプーンを渡した
「勝手につかっちゃってます。秋豊さん、料理するんですね」
頂きますと、ちゃんと手を合わせて食べる秋豊を思わず真剣に凝視する

「・・うまぃ」
少し目を輝かせて、口元が緩んだ秋豊の表情に釘付けになった
・・笑った!!!・・

優愛は、内心飛び跳ねたいようなそんな気分だ

「へぇ、やればできんじゃねぇか。ちょっと見直した」

安心と嬉しさが胸を締め付けた

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