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恋のかたち

第8章 パーティー

「遥・・くん!?」
目を見開いて驚く
「久しぶりだね。あの時走って行っちゃったから寂しかったな」
少しも寂しそうに見えないニコニコ顔で遥は言う

「・・あの時はたすけてくれてありがと。」
「当然だよ。だって・・自分の獲物横取りされるなんて不快でしょ」
狂気にも取れる鋭い光を宿した瞳に、全身に嫌な緊張が走った

なんて答えて良いか分からず、早くここから立ち去りたいと強く思った

「はっ遥くんはどうしてここに?」
「ん~。このパーティー会場に兄さんきてるんだ。」
「おっ、お兄さんいるんだね。」
「うん。異母兄弟ってやつ」
「・・・」

またも返す言葉が見つからず、この異様な状況を抜け出す術がみつからない。心臓はドクドク音を立てる

優愛の首筋から項にかけて遥の舌がなぞっていく
首をすくめ僅かに抵抗を見せた優愛

遥から放たれる気迫に激しく抵抗出来ないでいる

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