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恋のかたち

第8章 パーティー

欲に濡れた、快感をそのまま顔に貼り付けた遥も我慢できなかったようで、更に興奮をたぎらせた男根を一気に引き抜いたと同時に、優愛の愛液と自身から放出される白濁液を優愛の熱を帯びて、桜色に色づいた尻肉めがけて飛び散らせた

ビクビク、ドクドクと小刻みに打ち振るえながら、ビュクビュクと真っ白な粘質的な体液で優愛の身体は汚れた

熱の冷めない身体を上下させ、2人は全力疾走した後のような荒い呼吸をしていた

息も整い、酸素が送り込まれた脳内は今の出来事に狼狽えている

「なんで・・どうして・・」
秋豊を想うと涙が止まらなかった

「だって、ペットに主人を覚えてもらうのは当然の事だよ?」
打ちひしがれる優愛に、悪びれもなく淡々と言い放つ

戦意喪失の優愛は、心に反してでも、遥の行為に快感すら覚えた自分が恥ずかしく、悲しかった

だから、言い返す言葉が見つからなかった
ただただ瞳からは後悔と怒りを通り越した絶望感が涙となって、流れ落ちる

ドレスを直し、汚れたままの状態で、ヌメヌメと冷たく湿る下着のまま放心した優愛

手首に巻かれた蝶ネクタイからようやく解放されると、血が通い出す感覚で痒くて熱かった

少し赤くなった手首が痛々しい
夜風が熱のなくなった素肌に湿っぽく纏わりついた

遥は優愛の手を取ると、へたり込む優愛を抱き起こした

抵抗力すら無くした優愛は、どうしていいかわからなかった

ただ秋豊の元にこのまま戻っていいものか、それだけがグルグル回った

泣きはらした真っ赤な目をして、化粧が落ち掛けた顔は見られたく無かったが、フロントを抜けロビーからエントランスに向かっていく

手を引かれ、秋豊の事しか考えられない優愛は、導かれるまま足を動かしていく

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