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恋友!

第2章 第1話 2つの魔物とご対面

放課後……
店の手伝いをするべく俺は早々に帰宅した。家に帰ると幼馴染みの2人が既に接待をしていた。
おっと、コイツらの紹介するの忘れてたな。
「おぅ遅かったな」
今話しかけてきたヤツは松井誠。筋肉質で色黒の見ればすぐ分かるスポーツマン。高身長で中学のときは野球をしていたんだが何故か今は帰宅部へと化している。
本人曰く「野球を極めたら次は帰宅を極めてやる」らしい。
意味が分からない。
しかも極めてなかったし。
「お前らが早すぎるんだよ」
「そうか?俺は運動がてら走って帰ってきたんだがな」
…バカかコイツ?
確か学校から店までチャリで片道1時間近くかかったはずだよな。
それが何で電車通学の俺より早いの?ソニ×クかよお前。
「んで、大和は?」
「あぁ、アイツは今厨房だよ」
なんだそれ、戦艦か?
違う違う、そんな立派なもんじゃない。
大和スズル。
この店の厨房担当している。料理が得意で勉強もできるんだが運動が苦手という分かりやすいインドア派である。
そして忘れてはならない大きな特徴がある。それはーーーー
「…あ……圭ちゃん、おかえり」
「お、おぅ」
なに?絵がないから分からん?そうだな、例えるならバカ×スの秀×みたいな感じ。
つまり男に見えない可愛さを持っている。そしてそれプラス、シャイなのだ。女装させたら間違いなくトップクラスに入るだろう。まぁ本人は男らしくなりたいと口癖のように言ってるけど。どうも行動と言葉が一致していない。

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