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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


和也はバスの中で起きたことを
旭に話した。

「…なんだよ、それ」

旭に頭を撫でられながら
俯いていた未夢も、
旭の声にハッとして顔を上げる。

「ソイツ今どこにいんの」

「他の人に任せたから分かんねえけど…
多分警察」

和也は旭が、未夢の頭を撫でる手とは
対照的に、もう一方の手が
強く握られ拳をつくっているのを見た。

旭がかなり怒っている。
それも、今まで見たことのないほどに。

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