テキストサイズ

NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


未夢が心配そうに旭を見つめた。

未夢の視線に気付いた旭は
ふう、と大きな深呼吸をすると
握っていた拳をとく。

「…許せないし殴りに行きたいけど」

殴るという言葉に
和也も未夢もギョッとする。

「……我慢するよ」
旭は苦笑した。

未夢もホッと肩をなでおろす。

「脅かすなよ…
つーか何そんなにムキになってんだよ」

確かに痴漢は許せないけど、
と和也は付け足す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ