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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


頬を流れていた涙もいつの間にか乾き、
心なしか嬉しそうな顔をしている。

未夢の視線の先は旭。

旭の視線の先にも未夢。

「…ったく、鈍感な奴ら」

和也がため息まじりで呟く。
「え?和也何か言ったか?」

2人の視線がこちらに向く。

「なんでもねーよ」

和也はスッと立ち上がりながら
机の上に千円札を置いた。

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