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恋について

第4章 悠



それから、まぁいろいろあって。
仲はもとに戻って、普通にメールしたり電話したりまで戻った。

ぁたしはまだ、好きだったし
そんな関係でもいいんぢゃないかって思った。

夏のおわり。
忘夏会って知ってる??
よくわかんないけど、悠から
《俺の地元で最後にはなびやるからこねぇ??》
と誘われた。

これって、もしかして、もしかしてだよね??
ちょっとは自惚れてもいいのかな、

なんて、今思えば本当にばかだ。

次の日の夜。
友達からメールが入った。
《悠さんが女の子といるのみた。あんたら、別れたの??》

意味がわからなかった。
だって、昨日あたしは遊ぶの誘われたんだよ?
それなのに、それなのに、あり得ない!!

あたしは確かめるために次の日駅を張った。

5時
『はははは、』
女の甲高い笑い声。
『お前、笑いすぎ』
忘れない、君の声。

うそ、本当にいた。
ねぇ、あの女だれ??

あたしが立ってる前を、女と笑いながら通りすぎる君。
全くあたしに気づかない。
ねぇ、そんなにその女がいいの??

あたしに気づかないほど好きなの??
大切なの??

ねぇ、なんであたしを誘ったの??


あたしは、携帯を高速でいじる。

《今どこにいるの ??》
自然に、
すぐ返信がきた。
《家、なんで》

うそ、さっきあたしの前通ったよ。
あたしの知らない女と笑ってた君見たよ。
なんで、嘘つくの。
確かに、あたしになにかを言う必要はないけど
嘘を言う必要もないよね。

なんで、あたしに隠すの??

しばらく返信をしないでいると
めーる。
《今度の遊ぶとき、一時間早く会えね??なんか、買ってやるよ》

ねぇ、あたしは君にとってなに??
ただの都合のいい女??
あたしの存在は君にとってなんなの??
暇潰し??


それでも、君があたしを必要としてくれる限り。
きっとあたしはそれに答える。
どうして??幸せになれないのに

答えはひとつ、
あたしが愛してるから。

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