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命~タイセツサト、トウトサ~

第8章 第八章【恋愛】

~美成子~

美成子は、松田に(保健室の先生)
電話中…

美:「まっつん?」

松:「そやで?どなしいしたん?」

美:「今から美成子と郁は
  保健室にいたことにしといて」

松:「いつもの事やん了解
  終わったら電話しろよ?」

美:「ありがとーー!!」

松:「ははっ(笑)じゃぁな」

美:「ん、ばいばい」

プツッ

チュツ

美:「ンッ」

長い

美:「んんんっ(苦しい)」

郁:「もうちょっと…」

ドンッドンッ

ぎゅっ
郁の手は、どれだけでかいんだろう
私の両手首を片手でもつなんて…

美:「んっ、もっ、無理」

ヤバい

郁:「後ちょっと…」

美:「んっ、ふぅん」

本間にあかん…

パッ
秀:「こんな所で何してんのかな?」

郁:「またお前かよ(怒)
  お前こそ、何してんだよ」

秀:「いや?
  別に勉強なんかしなくても
  俺出来るから、出てきた
  保健室行ったら、居なかったからさ」

やっば

郁:「そうなんだ、でも関係ないよな?
  どっか行ってくれる?」

美:「可哀想だよ、言い過ぎだよ?郁…」

郁:「ッチ」

チュツ

美:「んっ」

ちょっと、サンが居るのに

美:「サ、ン…いっる」

郁:「黙れ」

秀:「っつ」

郁どおしたの?

郁:「美成子は、俺のだ手出すな   
  ちれ!」

秀:「ッチ、あー、分かったよ   
  一生しゃべんねぇよ」

美:「嫌っ」

だっ
バタバタ

走って行っちゃった

美:「何であんなこと言うの?」

郁:「不安なんだよボソツ」

えっ?なんて言った?

美:「えっ?」

郁:「不安なんだよ!!
  俺以外の男の所に行くんじゃないかって
  俺ばっかじゃん、焦ってんの」

美:「そんなことない!!私だって
  郁が、他の女の子の所に
  行っちゃうんじゃないかって
  不安で一杯だよ
  私は、どこにも行かないよ?
  二年前言ったでしょ?ずっと居るって」

郁:「そうだったな
  悪い!俺謝ってくるわ」

そう言って
走っていった

!!

美:「んんん!!」

急に後ろからハンカチのようなもので
口を塞がれた 
意識が遠のいてゆく

郁…

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