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姉とのこと

第5章 小学生の時に姉に・・・

〈私も正ちゃんにもしてあげれば
 いいんじゃない?〉

母親に言われた事が
ひっかかっていた恵美は

〈これなら私も
 舐め続けてもらっても
 いいんじゃない?〉

ひどく短絡的な発想だったが
恵美には自分の欲望を満たすのに
最適なように思えた。
問題はどう正一を説得するかだと
恵美は思っていた。
真剣に考え込んでいた時に

〈あれ?わたしなんでこんなに
 一生懸命考えてるんだろう?〉

と,ふと我に返り
改めて考えてこんでしまった。
今,恵美が考えていたのは
「いかにして正一に
 オッパイを舐めてもらうか」
という1点だったのだ。
確かに正一の夢精に立ち会い
当事者になった事で
正一を意識したが,
赤ちゃんごっこは
その前からしていることで
私が止めなければ正一はず〜と
舐めててくれるはず・・・
正一のペニス弄りにしても
今でも遊びとして続けている。

確かに最初は母親の言葉が
くさびになっていたが,
赤ちゃんごっこを初めてから
二年あまりの間に
「気持ち良い=オナニーと同じ」
という考えは
いつの間にか薄れてきていた。

恵美は気づいていなかったが
今,問題になっていたのは
姉としての威厳と
身体が求める快感だった。

姉として自ら快感を求めるために
弟にお願いしたり,
弟の行為で感じている姿を
見せるのは抵抗があった。
半面,身体は快感を求めて
弟にオッパイを舐めて
もらいたいと思っていた。

恵美は乳首だけでなく
きれいに膨らんできた
乳房全体が感じる様になってから
もっと舐めて欲しい・・・
もっと触って欲しい・・・
もっと気持ち良くなりたい・・・
という気持ちが,姉としての
対面を上回りつつあった。

恵美は無意識のうちに
その葛藤を正一の夢精いう
事件で解決しようとしていたのだが
その矛盾点に自分で気づいてしまい
さらに恵美の頭の中は
混乱してしまった。
本来,幼い頭脳では
ここまで悩まなかったかもしれない。
もっと感情に流されていても
不思議ではなかった。
ただ恵美が利発すぎたのだ。

利発で有るが故に自分達の状況にも
内心悩んでいたのだ。
ただ,それを子供の遊びの延長として
弟を性の対象としてみないことで
自分への言い訳にしていたのだ。
それほど弟と一緒に寝る安らぎと
遊びの中で生まれる身体的快感は
恵美にとって大きな物になっていた。

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