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姉とのこと

第8章 中学生の時に弟が・・・

正一には姉の膣の中に
指を入れるという考えが無かった。
さらには姉にペニスを挿入するという
発想自体が無かった。
もちろんセックスが
どういう行為かも理解していたし,
したいとも思っていた。
どこかで姉と弟という関係が
歯止めになっていたのかもしれない。


正一は中学に上がったときは
姉よりも少し小さいくらい
だったのだが中学一年の夏休みに
身長が15cmも伸び,
新学期が始まるころには
姉よりもだいぶ大きくなっていた。

横で寝ていた恵美は
夜中に正一のうめき声と
身体から聞こえるミシミシという音で
目が覚めたことがある。
翌日,家族にそのことを話すと

「それは骨が成長している音だよ」

と父親から教えられ驚いたものだ。
正一も「関節が痛い」と言っていた。

恵美は自分の身長をあっという間に
追い抜いた弟が少し腹立たしくもあり

「正一を見上げるのがムカつくーっ!」

と弟を蹴飛ばしたりもしていたが
内心は男らしくなっていく
弟を嬉しく思っていた。

正一は身長の変化に戸惑っていた。
ぶつけなかった二段ベッドの天井や
扉の鴨居に頭をぶつけたりしていた。

母親は弟の服を
一式買い換えないといけないと
ぼやいていた。


新学期になり登校すると
正一の変化にクラス中が驚いていた。
元々姉の教育で成績も人当たりも
そこそこ良かったので
身長が高くなると女子の態度が
少し変わってきた。

今まで呼び捨てだった女子から
「くん」づけで呼ばれる様になったり
やたらと話しかけられたりもした。
ただ,正一は一線を引くような
雰囲気を作っていたので
そこがまた女子には
魅力的に映っていたのかもしれない。


正一の背が伸び男らしくなってくると
さすがに一緒の部屋はまずいだろうと
言うことになり部屋も二つに
分けられることになった。
二段ベッドも二つに分けられ
普通のベッドのように
置かれることになった。

元々二つの部屋だったので
入り口も二つあるのだが,
部屋を分ける壁は簡易式の
パーティションなので,
親には内緒で一部を開く様に細工をし
形式的に分けてるだけで
本来のドアは使わずに
互いの部屋の行き来に支障はなく,
夕食後などに各々の部屋で過ごしても
どちらともなく互いの部屋に来て
一緒に寝ていることに
変わりはなかった。

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