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やっぱり君が好き

第1章  新しい生活

ー奏sideー



教室に入ると、女子達がざわつきはじめた。


「きゃー! 冴島くんだよっ!」

「きたきたっ!」

「同じクラスで嬉しい♪」



ざわざわしてる女子をくぐり抜けて



俺は気にせず自分の席についた。




すると後ろの席の男が話しかけてきた。




「よっ!冴島だよな?俺、高城 慎司(しんじ)!仲良くしてな☆」



「おぉ、よろしく。」

うざいぐらい明るいそいつに圧倒され、
俺は挨拶した。



最初から呼び捨てのやつは好きじゃないけど、こいつはなぜか憎めない感じ。

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