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やっぱり君が好き

第1章  新しい生活

ー奏sideー


朝 7時45分



「めんどくせぇ…」



俺はそう言いながら、玄関の扉を開けた。



今日は高校の入学式。



俺は新入生代表の言葉を読まなきゃいけない。



やりたいやつにやらせりゃいーのに。



「はぁ………」



考えれば考えるほど気が重くなる。

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