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ケイウス

第6章 外伝。戒斗と夕美

歩き始めた戒斗に、
ガクガクの足で飛び付く。
瞬時にそこから夕美と戒斗が居なくなった。

「どこだ?ここ。」戒斗がそう言いながら周りを見渡す。
「あたしの…家…」夕美はそう言い、戒斗を押し倒す。
「早乙女…「夕美って呼んで?」
そう言って戒斗の唇を人差し指で押さえる。
「夕美…そんなに授業、出て欲しいのか?………仕方ねえな、出てやるから戻らしてくれよ。」
夕美が戒斗の手を握るが…それは、ワープの為じゃ無かった。
「授業なんてどうでも良い…あたしのファーストキス、責任とって?」
戒斗が思わず夕美を見詰める。
「ファーストキス!?」
夕美がうなずく。
「じゃあ、あんな挑発してきたのは?」

「クリスさんに教えて貰ったの…そう言えば絶対、授業に出てくれるからって…」

戒斗が思わず納得してしまった。
「あれは…クリスが酒臭いから…嫌なだけなんだけどな…」
ボリボリと頭を掻きながら言う。

「責任とってね?金華君…?」
「責任って、何すれば!?」


「…………私の体の火照り…とって?」

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