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夏、空。

第3章 桃色



ホッと肩をなで下ろす。

「よかった~…」

安心したのか力が抜ける。
私のこんな姿を見た優翔くんは笑い出した。

「ははっ!お前面白いな!」

また鼓動が早くなる。

「今日は用事あるから無理だけど、都合のいい日は一緒に帰ろうか」

「え…」


優翔くんと、帰る?
私みたいな人が一緒に帰るなんて…。

「もう決まり!逃げるなよ(笑)」

半分強制的だけど、それでも嬉しかった。

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