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夏、空。

第3章 桃色



「いや、今日はちょっと。」

「なんで~?いいじゃーん」

「一回くらい一緒に帰ろうよ~」

しつこい3人に、私も苛立ちを覚える。

「やめなよ!優翔くんには優翔くんの用事があるんだから」

つい、口を突いて出てしまった。
言わなきゃよかった…。

案の定、3人は目つきを変えている。

また何か言われる。
と思っていたけど、なぜか

「そうだよね。今日は諦めるわ」

と言って、教室に戻っていった。

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