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夏、空。

第4章 水色



気づいたら優翔くんのことで頭いっぱいで。

でも優翔くんが思い浮かぶ度に、佐藤さんがちらついて。


行き先を見失った感覚がする。


「愛華ー、起きてるー?」

下からお母さんの声がする。

「起きてるよー!」

元気な声を出して、心配かけないようにする。

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