テキストサイズ

夏、空。

第5章 黄色



帰りの挨拶が終わったあと、優翔くんが笑顔で私の席に来た。


「今日係ないらしいから一緒に帰ろ」


嬉しい。でも、怖い。

今日は金曜日。
佐藤さんたちに見られていたとしても土日時間があくことで少し、不安が和らぐ気もする。



「…うん」

だけど、こんなこといつまでできるかわからない。

私は一緒に帰ることにした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ