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夏、空。

第7章 朱色



私はいいよ、と優翔くんに言ったあとの時間は怖くてたまらなかった。


初恋が、こんな形で終わるなんて考えたくもなかった。



授業が終わるのが異常に早く感じ、放課後。


「よしっ、帰るか」

と、元気に私に声をかけてきてくれた優翔くん。


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