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夏、空。

第7章 朱色



うん、と力のない返事をして一緒に道を歩く。


優翔くんは何事もなかったかのように、いつものように明るい話をしている。


私としては早く優翔くんの言いたいことを言ってほしい。


早くすっきりしたい。


そんな願いは届かず、なかなか話そうとしない優翔くんに私はついに言った。


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