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ﾕﾆｺｰﾝのような角､赤とｸﾘｰﾑ色の鎧を身につけたｳﾏｺﾞﾝは､ｾﾞﾘｱと一緒にﾀﾞﾙﾓｽと戦っていた｡
｢人間!ありったけの呪文を唱えろ!俺の強さを思い知らせてやる!!｣｢ｷﾛﾛ･ｱﾑﾍﾞｷﾞﾙ!!｣
三日月の刃を両腕につけて､ｾﾞﾘｱとｳﾏｺﾞﾝに向かってふるってくる､地面や柱が刃の当たたった所が鋭く削れていた｡
｢なんて切れ味だ!!ｾﾞﾘｱ!ｳﾏｺﾞﾝ!避けろ!!｣
清麿が声を掛ける｡
｢ｾﾞﾘｱ!｣｢ｳﾏｺﾞﾝ!｣
ﾊﾙﾄは､手を使い動作で指示をする､ｻﾝﾋﾞｰﾑは､声を掛けるだけで指示をしていた｡
｢ｳﾏｺﾞﾝ!角で受けとめるのではない!!受け流すんだ!!そして奴の懷に入り､ｷﾂｲ一撃をﾌﾞﾁかませ!!｣
｢ﾒﾙﾒﾙﾒｰ!!!｣｢ｸﾞﾙｰﾋﾞｰ!!｣
ﾀﾞﾙﾓｽに一撃を食らわしたｳﾏｺﾞﾝ､ｻﾝﾋﾞｰﾑは決め台詞を言った｡
｢ならば､この術よ!!｣
ﾀﾞﾙﾓｽの本の持ち主が離れる｡
｢ｾﾞﾘｱ!前方ﾏﾝﾄ魔力集中!!｣
｢ｳﾏｺﾞﾝ!!｣
ｾﾞﾘｱはﾏﾝﾄで自分の体を覆い､ｳﾏｺﾞﾝはﾀﾞﾙﾓｽから離れる｡
｢ﾍﾞｷﾞﾙﾊﾞｵ!!｣｢何?!｣
ｾﾞﾘｱとｳﾏｺﾞﾝは､ﾍﾞｷﾞﾙﾊﾞｵを回避し切った､ｳﾏｺﾞﾝがｻﾝﾋﾞｰﾑに名前を呼ばれただけで避けたのに驚きを隠せない｡
｢ｳﾏｺﾞﾝ!!(攻撃だ!!)｣
｢ﾒﾙ!!｣
｢ｳﾏｺﾞﾝ!!(危ない避けろ!!)｣
｢ﾒﾙﾒﾙﾒｰ!!｣(奴の後ろに隙が出来た!)
｢ｳﾏｺﾞﾝ!!｣
｢ﾒﾙﾒﾙﾒｰ!!!｣｢ｸﾞﾙｰﾋﾞｰ!!｣
ｻﾝﾋﾞｰﾑとｳﾏｺﾞﾝの心の通じ合いがﾀﾞﾙﾓｽを追い詰めた｡
｢まだだ…まだ…使える呪文は…｣｢ｲﾔ…もう勝負はついている｡｣
｢何!?｣
｢君にはｳﾏｺﾞﾝの声が聞こえないだろうが､ｳﾏｺﾞﾝは私に語り掛けてたよ…｢僕がこの魔物を本の持ち主から遠ざけるよ｣…ってね!｣
｢そ､それは…俺の本…｣
｢そう､君の負けだ…｣
ﾗｲﾀｰでﾀﾞﾙﾓｽの本に火を付けて､放り投げた｡
｢ｸﾞﾙｰﾋﾞｰだったぜ､ｳﾏｺﾞﾝ…｣