テキストサイズ

金色のガッシュ×ガンダムseed クロス二次創作

第8章 仲間

「静かなこの夜に貴方を待てるの…あの時忘れた微笑みを取りに来て…」
「夜にどうしたの?兄さん」
ハルトは振り向くとキラと清麿がいた「まだ、寝てなかったのか?」
「寝る気がしなかったし、歌声が聞こえたからな」
「ごめん」
ハルトは詫びる、自分が歌っている所為で寝れなかったと思ったからだ「僕は、ラクスの歌が聞こえたから、歌ってるのが誰か分かったけど…どうしたの?夜中に」
「ずっと考えてた、俺はここにいていいのかどうかを…父さんの実験体に選ばれて、たくさんの命を犠牲にしたのに、ここで笑っていていいのか、分からなかった」
「僕も同じだよ、たくさんの命を犠牲にしてここにいる、ラクスが言ってたでしょう「この世界は僕のもので、僕はこの世界のもの」だとそれと同じだよ、兄さんも同じ、清麿君もね」
「それにハルトに逢えた事、凄く嬉しいから」
「有難う…そう言ってくれて、時々分からなくなるんだ、ここにいていいのかどうかを…」
「いていいに決まってるだろ」
清麿が念を押して言った、ハルトは今までにない明るい笑顔を見せた。 「俺は寝るけど、2人は?」
「もう少しいるよ」「俺も」
「分かった、おやすみ」
ハルトは部屋に戻った。キラは清麿に向き直り、
「有難う」「え?」
唐突にお礼を言われて戸惑う清麿「兄さんね、戦争に巻き込まれてからあんな心の底からの笑顔、出来なくなって、僕も兄さんも泣けなくなった、けど兄さんね、清麿君に心を開いてる、凄い事なんだ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ