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金色のガッシュ×ガンダムseed クロス二次創作

第11章 石の呪縛!操られし清麿!!ハルトの涙

「お帰り…それと、今度は掴めた…」
ハルトが清麿を抱き締めながら言った。清麿の瞳に光が戻ってきた。
「ハルト…?何で俺の手を掴んでるんだよ…?俺は皆を攻撃した…許される事じゃない、なのに何で…こんな事するんだよ?」
清麿は何もかも覚えていた、皆を攻撃した事、躊躇わずに、
「それは清の意思じゃない、ゾフィスに操られていたからだろ、だから清は悪くない拒絶する必要もないそうだろ?」
清麿の目が見開かれる、その目には涙が溜まっていた。
「俺は!!攻撃した事にかわりない!!皆を「誰も傷つかなかった、それでいいだろ」
清麿はハルトの言葉が染み渡り、気付いたら、涙が零れていた。
「無理しなくていい、思いっきり泣いていい」
清麿はその言葉で何かの糸が切れたように、叫んで泣いた、ハルトはそれを宥めながらハルト自身も涙を流す。
「ごめんっ…皆…俺…うっ…うっ…」
「落ち着いてから全部聞いてやるからだから今はいい」
「あああ…うわぁあ…」
ハルトに縋り付く清麿、ハルトはただ優しく背中を撫でた、いくら知力が高くてもまだ中学生なんだと改めて皆実感した。
「清麿君、今は好きなだけ泣いて、皆、許しているから…」
キラが優しく言った、言いながら清麿の頭を撫でた。
(3年前…よくムウさんが撫でてくれたな…辛い時、苦しい時、いつも助けてくれたでしょうムウさん貴方は…僕に…今ここに居てくれたらきっと3年前みたいに慰めていたのかな…?)
キラはそんな事を思っていた、3年前の上官、いつも自分の事を気に掛けてくれていた。
「俺は…ムウさんみたいにうまくいかないな…かなわないな…」
ハルトも同じ事を考えていたようだ、こんな時尚更兄弟と思う、清麿が落ち着くまで2人は宥めた。

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