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肉体強化したﾍﾞﾓﾙﾄがｳﾞｧｲﾙを飲み込んでしまった後天井を破壊する｡
｢なんだお前ら…俺の領域に入ってやがる!!?｣
｢皆下がって!!｣｢ﾏ･ｾｼﾙﾄﾞ!!｣
ﾏ･ｾｼﾙﾄﾞはﾍﾞﾓﾙﾄのﾊﾟﾝﾁに簡単に崩れてしまう｡
｢あの呪文で強くなった体は､これ程までに?｣
清麿はﾊﾙﾄに庇われながら疑問を口にする｡
(こんな攻撃が連続できたら…)
｢恵ー!!まだまだよ!!｣｢ええ!!｣
恵とﾃｨｵが声を掛け合い､
｢ﾏ･ｾｼﾙﾄﾞ!!!｣
｢集中よ!ﾏ･ｾｼﾙﾄﾞの力を最大限まで高めるの!ここまできて､負けてたまるもんですか!?ﾊﾟﾃｨやﾋﾞｮﾝｺがあれだけ頑張ったのよ!!私達が意地を見せなくてどうするの!?盾が壊れたら張り直す!!何度でも!!!｣
ﾃｨｵの叫びに続き､
｢やーい､ﾍﾞﾓﾙﾄ!僕の方がお前よりでっかいぞー!!｣｢ﾃﾞｨｶﾎﾟﾙｸ!!｣
ｷｬﾝﾁｮﾒの変化の幻がﾍﾞﾓﾙﾄの高さを越える｡
｢皆!ｳｫﾝﾚｲが息をし始めたよ!まだ目は覚ましてないけど､ﾘｨｴﾝとﾅｿﾞﾅｿﾞ博士が下の階に運んでる!!これで僕も協力できるから､頑張って!!｣
｢ｷｬﾝﾁｮﾒ…ﾃｨｵ｣
清麿がﾊﾙﾄに体を預けながら言う､
｢清麿!ﾊﾙﾄ!ｱﾙﾍﾞｰﾙが目を覚ましたら私もすぐに!!｣
｢俺もﾗﾝｽが目覚めたらすぐに行く!!｣
｢ﾚｲﾗ…ﾊﾟﾑｰﾝ｣
｢ﾒﾙﾒﾙﾒｰ!!｣
｢まだまだこれからだ!そうだろ?｣
｢ｷﾗの心の力が溜まったらすぐに行く!もう少しなんだ!!｣
｢ｼｭﾅｲﾀﾞｰ…ﾌｨｽﾞ…ｱﾙ｣
｢いきましょうﾊﾙﾄ…｣
｢清麿…ゆくぞ!｣
ｾﾞﾘｱとｶﾞｯｼｭが共に言う｡
｢皆の声が僕の中に入ってきます､皆の頑張りが僕の中の何かを呼んでいるんです…｣
｢皆の頑張りに応えねばならぬと…私の中にある何かを熱くさせておる｡｣
｢｢やるぞ(やりましょう)清麿(ﾊﾙﾄ)今までにないこの新しい何かを奴にぶつけるのだ(ぶつけるんです)!!｣
2人の叫びの応えるように赤い本と濃紺の本が光輝いた｡