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完熟の森

第22章 雫の年

「雫、来て」


僕の力作のかまくらを雫に見せてやった。


「凄い!千晶、あそこでワイン飲むわ」


ほらね。やっぱり。


思惑通りで僕は嬉しくなった。


かまくらの中で僕はホットココアを雫はワインを飲んで、甘い時間を過ごした。


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