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天才剣士は一くんに夢中

第4章 絶望と驚喜

★★★★★★★★★★★


「ん‥んンン‥ぅ」



唇の隙間から漏れる熱く、くぐもった声。

それだけで頭の中が焼き尽くされるような快感に覆われた。


溜まってんだ‥

だからこんなにも興奮してんだよな、俺。


じゃねぇと俺が風間のこと‥っ、好きとかそうゆうの入ってくるし‥な。





‥って!!

ンな時に!!


そんなわけねーだろ?!!



「貴様‥さっきも思ったが、なかなかイイ声をしている。」


「そうかよ、今頃気づくなんてな。」


「‥あぁ。」



‥?

なんでこんな素直なんだ?


「だが‥」


「うぉあ!!」


「接吻を交わし合っている時に考え事とは‥許せぬ事よ。」



ま、また

押し倒されちまった!!


「だから何だってんだ。」


「はっ‥本当に生意気なヤツだ。‥まぁいいだろう。そんな口を叩いてられるのも今のうちだ。」


「お、おい‥っ、なにしやがる!」



風間は俺の両腕取り、右手で手首を掴んでひとまとめに掴み上げた。


「暴れるな。」


「ふ、‥ふざけんな!離しやがれ!!」



屈辱だ‥‥。


今はただただそう思った。


でも風間は無駄に力が強く、右手だけなのに逃れることができねぇ。


まさしく絶対絶命ってやつか。


俺がヤるつもりだってのに!!





「お仕置きだ、土方。」



★★★★★★★★★★★

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