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秘蜜

第8章 恋人疑惑

私は

その日の昼休みは
屋上へ逃げ込むことにしました。

教室にいたら
質問責めにされそうだし。


単語帳を片手に
屋上の重い扉を開けました。



「わあ・・・気持ちいい」


空はすっきりとした秋晴れ。

真っ青な空の上を、
飛行機雲がまっすぐ突き抜けていました。


まだまだ暑いけど
風は気持ちいいです。

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