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秘蜜

第9章 事の真相

「うーん、そうねえ・・・あ、じゃあ、こうしましょう。次のテストで鷹松君が赤点を越えたら、榎本さんの体育を4にしてあげる」



「えっ!」


そ、それはうれしい!
私、ほんと体育できないんです。



「なんで榎本が!ふつう本人にじゃね?」



「教わる立場で何言ってるのよ!・・・
ねえ、そういうことでどう?」



先生が言います。

私は迷いましたが、
逆らえるはずもなく。



「・・・分かりました」



こうして私は

鷹松君に勉強を教えることに
なってしまいました。

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