無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

彼女と色んな話をした。
彼女は、彼氏とケンカしたらしい……
彼氏と別れる寸前らしい。


僕の心のどこかが揺らぐ。


その彼氏と女の子一緒にあるいている。
そして、彼氏と君の目と目が合う。


「走って……！」


君は、一言そういうと全速力で走った。


僕は、彼女のあとを追いかけた。


走りついた場所は、マンションの入り口。


僕のあとを彼氏が、追いかける。


僕は、君の肩を叩いた。


初めて、女の子に自分から触れた。


君は、振り向くと涙でぐしゃぐしゃになっていた。


彼氏が、心配そうにこちらを見ている。


その時だった。


君は、僕の体を抱きしめた。


そして、僕の唇にキスをした。


初めてのキスだった。
頭の中が、真っ白になる。

何が起きているのかがわからない。


君の柔らかい感触。
そして、君の吐息。

色んなモノが、ゆっくりと僕の中に入ってくる。

その間も、彼女は、いっぱい涙を零した。


彼氏は、舌打ちをするとその場をゆっくりと去った。


彼氏の姿が見えなくなるまで、君と僕はキスを続けた。