俺様彼氏は甘えん坊
第5章 デートのお誘い!?
朝日くんは私の顔を覗きこんできた。
私はとっさに顔をあげた。
近いってばぁ///
てか敬語使ったりタメになったり…
どっちかにしなよ…。
いや…。
普通は敬語だよね…。
私は朝日くんの方を見た。
あれ…?
左手首包帯巻いてる…。
どうしたのかな…。
「あの…朝日くん?」
「ん?」
「左手首…どうしたの?」
私がそう聞くと、朝日くんは左手首を押さえてこう言った。
「絢さんの力…半端なかった」
「へっ?あ、私!?」
「絢さんが突き飛ばした瞬間、バランス崩して手首ついたら捻挫しちまって…」
朝日くんは照れくさそうに笑った。