俺様彼氏は甘えん坊
第5章 デートのお誘い!?
う、嘘…。
私のせいだ。
私があの時突き飛ばしたから…。
私…なんてこと…。
「朝日くん…ごめん!」
「えっ?」
「私、突き飛ばしちゃって…。怪我させてしまって…ごめん!」
私はめいいっぱい頭を下げた。
だって私のせいで…。
私のせいで朝日くんが怪我しちゃった…。
「謝らなくてもいいよ…絢さん?」
「えっ…でも…」
「こんなの絢さんに比べたら全然!」
朝日くんはニコッこり笑った。
ドキッ…。
え…?
今、ドキッてしたよね…。
「謝るのは俺の方だ…ごめん。絢さん」