無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

突然朝日くんが言い出した。

あ…えっと…。


デ、デート？
土曜日？



デートのお誘い！？




｢言ったろ？俺のこと好きになれって…｣



｢そ、そうだけど…｣



｢俺、絢さんを好きにさせる自信まじあるから｣


朝日くんは私の顔を真っ直ぐ見て言った。



そんな真剣な顔されたら、断れないじゃん…。


しかもそんな自信どこから出てくるのよ…。



｢土曜朝10時、駅前の公園の噴水のとこ集合な！遅刻とかしたらお仕置きだからね♪｣



｢あ…ちょっ…朝日くん!!｣


朝日くんはそれだけ言うと、屋上から出ていった。


あ…。
行っちゃった…。


土曜朝10時…
駅前の公園の噴水のとこ集合…。

って！
もう行く前提なのね…。

まぁ暇だし…。


それに怪我させちゃったんだし、行くしかないよね…。

それから行かなかったらなにされるかわかんないし…。


私は行くことにし、私も屋上を後にした。